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第415話

Auteur: 栄子
一方で、美弥は遥の指示通り、薬局で怪我の手当て用品を買ってきた。

遥は美弥に、薬の使い方と包帯の巻き方を教えてあげた。

美弥は遥の手当てを終えると、何か言いたげに彼女を見つめた。

もう隠せないと思った遥は、ため息をついて言った。「実は、私、鬱なの」

それを聞いて、美弥は唇をきゅっと結んだ。

彼女も実は、それを薄々気づいていたのだ。

「内緒にしてくれる?お願い」遥は美弥を見つめ、真剣な声で言った。「この病気のことは誰にも知られたくないの。ちゃんと薬も飲んでるし、こんな風になることは滅多にないんだけど」

美弥は心配そうに遥を見つめた。「桜井さん、病院に行った方がいいですよ」

「もちろん行ってるわよ」遥は苦笑した。「普段は別に普通でしょ?だけど母が私を追い詰めるの」

美弥は、蘭が最近ずっと遥にお金をせびっていることを知っていた。

しかも、その額は毎回かなりのものだった。

美弥はため息をつき、たまらず尋ねた。「桜井さん、蘭さんに何か弱みでも握られてるんですか?」

彼女は遥のことを心配し、力になりたかったのだ。

しかし、その質問を聞いた途端、遥の顔色は変わり、尋ねた。

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