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私の彼氏はちょっとだけ心配性。:046

مؤلف: 美木 猫助
last update تاريخ النشر: 2026-08-20 12:02:49

「わっ、かんなぁっ……んあっ、あぅ、ひぁ」

「ここ、性感帯になっていて、ここをこうすると気持ち良いんだ」

「ひゃ、んぁっ、あ、あ」

 優しく扱うような指の動きなのに、自分を襲っている快感が強くてずっと目の前がチカチカしている。その快感に堪えようと身を小さくしているのに腰は自分の意思に関係なく揺れてしまって……腰が揺れる度に、熱くて硬い何かが太腿に触れた。さっきよりも硬さを増したそれは、葵依の腰が揺れて擦ってしまう度に熱量も硬さも増していく。その正体が何なのか、今は気にしている余裕はなかった。

「蜜が沢山溢れてきた……俺の右手がびしょ濡れだ」

「ふっ……、んっ、あふっ」

 ぐちょぐちょという音が聞こえてくるから、彼が言うようにびしょ濡れなんだろう──そんなに恥ずかしい事を声に出して教えてくれなくても良いのに……そう思って自分を愉悦を浮かべて見つめ

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  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:046

    「わっ、かんなぁっ……んあっ、あぅ、ひぁ」「ここ、性感帯になっていて、ここをこうすると気持ち良いんだ」「ひゃ、んぁっ、あ、あ」 優しく扱うような指の動きなのに、自分を襲っている快感が強くてずっと目の前がチカチカしている。その快感に堪えようと身を小さくしているのに腰は自分の意思に関係なく揺れてしまって……腰が揺れる度に、熱くて硬い何かが太腿に触れた。さっきよりも硬さを増したそれは、葵依の腰が揺れて擦ってしまう度に熱量も硬さも増していく。その正体が何なのか、今は気にしている余裕はなかった。「蜜が沢山溢れてきた……俺の右手がびしょ濡れだ」「ふっ……、んっ、あふっ」 ぐちょぐちょという音が聞こえてくるから、彼が言うようにびしょ濡れなんだろう──そんなに恥ずかしい事を声に出して教えてくれなくても良いのに……そう思って自分を愉悦を浮かべて見つめる男を憎らしく思った。「音、聞こえるだろ?」 ──言われなくたって、分かってる。「いやらしいな」 ──そんなことないもん……意地悪なこと言わないで。 文句を言いたい。 そう思っても葵依の口から洩れてくるのは言葉ではなく、甘い嬌声ばかりだった──塞いでいる意味ないかも……。 「はっ、ふうっ、ふっ、はっ」  ぎゅうっ。 頬が白く変色するほど口を塞ぐ指に力を込めた。喘ぎ声は漏れなくなったものの、そのせいで呼吸が上手に出来ず……。 (──苦しい) 力を緩めたら、息苦しさから解放されるのは分かっている。肌に食い込むほど力を入れたお陰で喘ぎ声が小さくて済んでいるのに、緩めてしまったらもっと変な声が出ちゃうに決まっている。「フーっ、はーっ、はっ、ふ」 息苦しさのせいで葵依の目に涙が浮かんだ頃──壱

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    「お、話……する」 葵依は小さく頷いた。「じゃあ、叔父さんと楓君のお話を……」 壱に万里と遥の話をしたから、従兄の話をしようとするも壱から不満げな声が上がった。「二人の話は嫌だ」「えぇっ……」 男女が身体を重ね合っている時に、好きな女の口から男の話を聞きたくない男心を葵依が知る由もなく。「じゃあ、学校のお話……」「それがいい」 葵依は唇に生温かい息が当たる。壱が笑ったようだ。雰囲気が和らいで、さっきのピリっていた空気が嘘のようだ。 膣内にある指を動かしながら壱は葵依の首筋を音をたてて吸った。葵依の腰が痺れ、話どころじゃないのに「話して」と壱から催促されて、葵依は息を整えるように小さい深呼吸を繰り返す。「体育の実技が、苦手……」「因みに、体育の教師は男?」「は、はい」「ふぅーん」「……?」「そうだ、俺の話をしようか」 そう言った壱は、少しだけ身を起こして葵依の顔を見下ろした。壱の肌の熱さが離れ、お互いの汗で湿った胸元にひんやりした風が二人の身体の隙間を通る。壱の体温が、ただ離れただけなのに恋しいと思ってしまった理由を掴めないでいた。「二年前──仕事でヘマをした。いつもならすぐに忘れて立ち直るのに、珍しく落ち込んだ」 ゆったりした口調に低い声は、葵依の耳にすんなりと入る。穏やかな表情だ。一瞬、自分の体内に壱から指を挿れられているという事は夢ではないかと思うも、膣内に感じる圧迫感は本物だ。 その圧迫感は指が一本増やされたからである。たじろいながらも、葵依は壱の話に耳を傾けた。 「同僚全員が俺を慰めようと気を使い……まぁ奴らは一番年下の俺をいつも気にかけてくれてるけど……この時だけは心が荒んでたから何を言わ

  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:044

     壱から心配されて、不快な気持ちにならなかったのは元から彼の性格が心配性だったからかも、と葵依は思った。 目を開けて、壱を見るも酷く落ち込んだ表情を浮かべていた。この答えは違うらしい。「葵依を愛しているから、という答えに結び付く」「あいし!?」 好きだ、という言葉の他に「愛している」という言葉を伝えられて葵依は瞠目した。自分の気持ちが追い付いていないのに、まさか「愛している」って告白されるなんて……。 「俺を受け入れて欲しい」 壱は葵依の手に唇を当てたまま、彼女の栗色の双眸を覗く。「愛してるんだ」 絹のようにサラサラな前髪から覗く黒い瞳は熱が篭っていて、その瞳を見ているだけ葵依の身体が熱を帯びていく。愛を告白されたから恥ずかしくて熱いのか、手の甲に壱の熱い吐息が当たっているからなのか──……。「葵依……」 壱の左手で薄い腹を五本の指でなぞられて、一気に心拍数が跳ね上がった。ゾゾっと粟立って、壱からされたいやらしい記憶が蘇る。 「な、め、られるのは、いや……」「今日はもう舐めない」「こっ、こわい──」 涙がまたせり上がりそうで、葵依は空いている左手を握り締めた。痛みで涙を流さないように、親指と中指で人差し指を抓る。(泣いちゃダメ) 泣きじゃくるなんて、人前であんな失態を晒す事は二度と出来ない……。「毎日、毎時間、毎分、毎秒、幸せにする」「そんなに、ずっと、くっついていられないのに……」 告白された後に言われた同じ言葉を囁かれて、葵依は不覚にも──ときめいてしまった。「離れていても、俺の事を考えるだけで幸せにさせるから」  再び上に圧し掛かられて、息苦しさを覚えるくらいに抱きすくめられてしまう。 体温を直に

  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:043

      涙でぐちゃぐちゃになった顔を、唇を噛み締めたまま壱は見下ろす。葵依の乱れた前髪を左手で整えて、眉の上に綺麗に揃えた。 親指の腹で彼女の目元を擦り、ポツリと「ごめんな」と呟いた。「わ、たしのこと、すき、なんてウソっ」「葵依」「す、きなら、あんなところなめたり、しないもん!」 そうだ、と葵依は心中で叫んだ。そして自分で言った言葉に酷く傷付いた。「葵依が好き」だと言った言葉が嘘だという事実がどうしてこんなに苦しいのか分からない。彼は世に言うレイプ犯だったんだ。そのレイプ犯が身を守る為の防犯講座を話してくれた理由は、私の気を緩める為だ。「好きだよ」 嘘に決まっている。 涙を口で吸われて、頬に口付られ「好きだ」と言われて、葵依はギュッとそっぽを向いた。「好きなら、胸を触らないし、あんなところ舐めたりしない」「セックスをするには、葵依の中を解さないとただ痛いだけなんだ。葵依は処女なんだから」  思わず壱を見たのだが、何も言い返せずに葵依は口を噤んだ。眉を八の字に下げた壱は、顔を歪め、思い詰めたような表情なのに、どんな顔でも憎らしい程の美青年で破壊力がある。 何か……文句を言うべきだ。罵るべきでもある。押し倒して身包み剥がされたんだから、一発殴っても文句は言われないはずだ──壱のその表情を見て、全て許してしまった。見惚れてしまった自分の変わり身の早さが信じられなくて、壱の顔を見ないで済むように瞼を閉じた。「胸と葵依の大事な場所を触ったのはセックスの行為の一つで」「せ、説明しなくていいです」「説明をしておかないと、俺が葵依を好きじゃないって勘違いをし続けるだろ?」「でも、嫌がらせとしか、思えないです。も、もらしたのを……それをその、な、めるとか、飲、むとか……あれが行為の一つなんですか? もしかして、壱さんは他の女性にもした事が……?」 壱が黙ったので、不思議に思って目を薄く開ける。「兎に角、突

  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:042

     諦めずに、必死になって手を伸ばすもやっぱり届かない。それでも、この行為を止めさせたくて壱の黒髪に手を伸ばすも、その行為のせいで腰が浮いて、壱の口に秘部を押し当ててしまっているなんて思いもしなかった。きっと知ってしまったら愧死しかねない。「お、ふろ、にはいりましょ……っ?」 制汗剤や汗拭きシートを使っていても、汗でクサいはず……それに、そんなところ、汗で蒸れて臭うに決まっている。 お風呂に入っている隙に、逃げる事が出来るかもしれない、それに熱いシャワーを浴びたら壱さんは冷静になるかもと葵依はそう提案するも――それは葵依の甘い考えだった。「きたなくない」 はっきりと告げられて葵依の胸に絶望感が広がる。 結果、蜜口に舌を差し込まれたまま喋られて、生温かい息が膣の中に入ってくる感じがして…… ゾクゾクした快感が倍増した。 「あんっ……っ、んんっ、アッ!」  恥ずかしくて堪らないのに、自分が出してしまう声がやけに高くて、喘ぎ声を我慢できなかった。唇を噛み締めたものの、口内炎に響いて断念する。 蕩けた脳が全身に回って腰の周辺で渦巻いている。生れて初めて体験する快感に支配され、自分の身体を自分でコントロールできない事がこんなにももどかしく、怖かった。 ピチャピチャという卑猥な水音がどんどん大きくなっている気がする。脚の間が甘く疼き、壱が舐めれば舐めるほど、蜜が流れる。一体、自分の体内から出た何を舐めているのか葵依が思い付くのは一つしかなかった。 彼女の辞書に、愛液なんて言葉はないし、これが「セックス」の一部分だなんて知りもしない。 手を伸ばしながら、壱を見ると彼の大きな口は彼の舌の分だけ開いた乙女の柔らかいマシュマロを覆うところだった。  &nbs

  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:041

    「い、いま……な、にを……」「嫌?」 今度は人差し指でカリカリっと引っ掻かれてしまう。「や、だぁ」 右だけだった刺激が左胸の先端も同じように引っ掛かれて、葵依は止めさせようと壱の腕を掴んでも、壱の動きを止めるまではいかなかった。ただ触れるだけに止まってしまう。壱は指の腹で彼女の胸の先端を小さな膨らみへ押し込んだ。葵依の大きな目が潤んで、壱は下腹部へ熱が貯まっていくのを感じた。「可愛くて、堪らないな」 快感から逃げるように両脚をギュッと閉じて身を捩る葵依を壱はうっとりと見る。 先端を押し込んでいた指を離して、ピンク色の小さな乳輪ごとを二本の指に挟んで揉めば白い喉が仰け反った。「にゃ、あ、ぁっ……!」「葵依のその表情、ずっと見ていられる」 どんな、顏……? ずっと見ていられる、って事は面白い不細工な顔をしているのかもしれない。だって、そんな顔じゃなきゃずっと見ていられないもん……。 「やっ……」 壱の視線から逃れようとして、葵依に顔を背けられそうになった壱は、彼女の唇をすぐ奪った。 葵依を一秒たりとも見逃したくない壱は真っ直ぐに葵依の双眸を捉えるも、ギュッと閉じられてしまい残念に思う──止めはしないけども。「んぁ……んっ、あんっ」 息継ぎを覚えた葵依は壱のキスを受けながら鼻にかかった甘い声を漏らす。「ぁ……んっ」  胸を蹂躙していた手は、右手は葵依の腹と背中、尾骨を撫で上げる。途端に葵依は腹の奥が疼き、何処からかトロっとした蜜が零れるのを感じた。 躰の疼きの正体が分からなくて、葵依は堪えるようにビーズクッションを力強く掴んだ。そのせいで腰が仰け反るように浮いてしまって、そのお陰で右手だけで葵依が履いているリブパンツを壱は簡単に脱がせる事が出来た。

  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:006

    (本当は続けたかったけど──…)  葵依は特待生だ。常に学年十位以内を保っていて、一度でも十一位に下がると奨学金が打ち切られてしまう。今まではバイトと学校を両立して上位を保てていたが、葵依には将来の夢を叶える為にどうしても進学したい大学があった。その為、今の勉強量では足りないと思い泣く泣くバイトを夏休み前に退職する事にした。幸い、バイトをしたお金は貯金をしているから生活費には困らないし勉強に専念する事が出来る。 「あれ……? 私が煙草の銘柄を間違えて渡したからじゃないんですか?」 「ん?」  男は首を傾げるのを見て、葵依も男と同じ向きに首を傾げた。 「私、113番さんに違

  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:005

     113番というのはコンビニで売られているタバコの番号だ。葵依を呼び止めた男は113番の銘柄をいつも買う常連の男で、葵依は彼がいつも買う銘柄の番号で呼んだ。番号で呼ばれた男は目を見開いた後不機嫌そうに口を曲げた事に葵依は気付かない。ぺこりと頭を下げたからだ。頭を上げると、そこには女のような成り立ちの甘い顔があった。 「どうされましたか? もしかして、私……違う煙草を渡しちゃいました?」  葵依の問いが聞こえているのかいないのか……113番は無言のまま葵依を見下ろした。  葵依がバイトを始めた頃、この113番は葵依がレジでクレーマーに絡まれている所を助けている。  それは二年前に遡る。

  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:004

    ※ コンビニから出て少し歩いた信号で葵依は立ち止まる。赤信号の間、葵依は背負ったリュックから携帯を取り出して画面を見ると不在着信2件とLIMEのメッセージがあった。 『どうして電話をしないんだ?   電話にも出ないし。  何かあったのか?』  というメッセージを読んで葵依は「しまった」と呟く。この不在着信とメッセージの相手は彼女の叔父だ。  葵依は二十二時にバイトが終わってから、この信号を渡る前に必ず叔父へ電話をするのが日課だった。  叔父──門ヶ原茂は葵依の身元保証人だ。彼は妹、即ち葵依の母親が病死して、葵依を引き取るつもりでいたが葵依はそれを断

  • 私の彼氏はちょっとだけ愛がオモい。   私の彼氏はちょっとだけ心配性。:003

     葵依は小柄なうえ童顔で、小さな顔に仔猫のように大きい目を縁取る長い睫毛、毛先が外側にクルンとカールしたセミロングストレートの髪型……守ってあげたくなるような無垢な高校生。女子高校生というブランドと小柄で童顔というセットはある界隈の男達から絶大にモテた。仕事中何度も遊びに誘われたが、葵依は全て「勉強をしなきゃ」と言って断った。これは下手な断り文句ではなく本当の事である。葵依はバイトが休みの日は友達と寄り道せず、学校が終われば真っ直ぐ家へ帰り授業の予習をするのだ。  可愛いけど男への免疫がない葵依を騙すのは簡単だろう──胸が小さいのは残念だが、世間知らずな見た目だから簡単に堕ちるだろう……そ

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