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第8話

作者: ちょうどいい
信頼は、企業の命綱だ。

この問いかけに、提携先や競合他社、それにメディアまでもが一斉にこちらへ視線を向けた。

そこには、懸念、冷やかし、期待が入り混じっていた。

そして浩平の目には、希望の光が再び戻った。

それは、とてもいい質問だった。

誰かがその質問を口にするのを、待っていたところだ。

私は答える代わりに、元の席に戻り、そこにあった解雇通知書を手に取った。

わずか数枚の紙が、カメラのレンズにはっきりとさらされる。

「質問にお答えする前に、まずは皆さんにこれを見ていただきたいのです」

会場が騒然とし、みんながこちらへ注目する。

私の説明すら始まっていないのに、カメラのフラッシュは休む間もなくその書面を照らし出していた。

静まり返るのを待ち、私はゆっくりと口を開いた。

「これは、本日、陣内さんが、コウヘイ事務所の設立時から事務所と彼を支えてきた私に送った解雇通知書です」

穏やかな口調とは裏腹に、その言葉は一つひとつ鋭い刃となって会場を切り裂いていった。

「理由は……人手が多すぎる、といったところでしょうか?それとも、役目を終えて、もっと優秀な人材に席を譲れとで
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