Fangirl Scriptbook

Fangirl Scriptbook

last updateLast Updated : 2021-09-25
By:  Reffi DhinarOngoing
Language: Bahasa_indonesia
goodnovel16goodnovel
10
3 ratings. 3 reviews
16Chapters
2.1Kviews
Read
Add to library

Share:  

Report
Overview
Catalog
SCAN CODE TO READ ON APP

Synopsis

Erika Chandra siswi cerdas di SMU Nusa Bangsa dikenal sebagai anti K-Pop dan segala hal yang berbau Korea. Prestasinya yang menonjol, selalu dijadikan contoh teladan bahwa menjadi fangirl tidak akan menghasilkan prestasi apa-apa. Tetapi yang tidak diketahui banyak orang, Erika adalah fangirl kelas kakap. Di kamarnya ia memiliki kotak harta karun dan mengidolakan seorang aktor Korsel, Kim Jae Min. Bahkan Eri membuat akun medsos khusus untuk fangirling. Fangirling adalah cara Eri untuk melarikan diri dari kesedihan karena ketidakakuran kedua orang tuanya yang baru saja bercerai. Dunia halu Eri mendekati nyata ketika SK Agency—manajemen Kim Jae Min—mengumumkan audisi menulis untuk beberapa negara. Pemenangnya akan mendapat pelatihan khusus di Jepang. Menjadi salah satu pemenang membuka kesempatan Eri untuk bertemu idolanya. Masalahnya, Kim Jae Min tak sebaik penampilan luarnya. Eri akhirnya merasakan kerasnya dunia fangirl sesungguhnya. Apakah ia akan survive? Nyawa Eri bisa saja jadi pertaruhan.

View More

Chapter 1

Prolog

「清香、本当に神谷晄夜(かみや こうや)を置いて外国へ行っちゃうの?」

静かなカフェの中で、綾瀬清香(あやせ さやか)は手元のスプーンをそっと皿の上に置くと、驚きを隠せない友人の中村まどか(なかむら まどか)を静かに見つめ、淡々と口を開いた。

「彼とはもう、離婚したの」

「離婚ですって?!」

予想もしなかった言葉に、まどかは思わず声を上げた。すぐに、清香のために怒りがこみ上げる。

「晄夜さんも、よく同意したわね。この3年間、あなたはどれだけ尽くしてきたか……あの人、本当にあなたに何の感情もなかったのかしら?」

清香はそっと微笑み、瞳の奥でかすかな揺らぎを見せた。

実のところ、綾瀬清香自身も、神谷晄夜が本当に離婚に同意したのかは分からなかった。半月前、離婚協議書を渡したとき、彼は電話に気を取られたままろくに話も聞かず署名し、慌ただしく去って行ったのだから。その後、彼は何も尋ねてこなかった。

あと半月もすれば離婚が成立する。彼女はやっと自由になれるのだ。

何か言おうとしたその時、二人の背後から静かな低音が響いた。

「話は終わった?」

二人が振り返ると、黒いコートを纏った晄夜が、長い脚をゆったりと動かしながら近づいてきた。

中村まどかは怒りが収まらず、勢いよく立ち上がり問い詰めようとした。「晄夜さん、清香があなたと離……」

「どうしてここに?」

清香はまどかの手を優しく押さえてなだめ、ゆるく首を振って言葉を遮った。

「天気予報で雨だと言っていたから、ついでに迎えに来たんだ」

清香は初めて安心したように微笑み、まどかに軽く手を振って別れを告げると、バッグを手に取り、彼とともにカフェを後にした。

帰り道、車の窓には細い雨粒が静かに流れていた。車内は沈黙に包まれている。

成り行きで妻となったこの女性を前に、晄夜は何か話をしようと口元を動かしかけたが、半月も家を空けた自分には、気の利いた言葉も浮かばなかった。

重苦しい沈黙を破り、彼はようやく思い出したように尋ねた。

「清香……半月前に君が僕にサインさせた書類、あれは何だったんだ?」

今さら気づいたの?

だが、無理もない。彼は最近ずっと藤原瑤子(ふじわら ようこ)の周囲を回ってばかりで、そんな些細なことに意識を向ける暇などなかったのだから。

清香が皮肉めいた笑みを浮かべ、何か答えようとしたその瞬間、再び彼の携帯が鳴り響いた。

「晄夜、飲みすぎちゃった……頭が痛いの。迎えに来てくれない?」

甘えた声を聞き、晄夜の指がハンドルを握りしめる。彼の表情が一気に険しくなった。

「何度も言っただろう。僕はもう結婚しているんだ」

電話の向こうが一瞬沈黙し、小さく呟いた。「結婚したから何なの?あの日の結婚式、本当は私が花嫁だったはずよ」

その無神経な一言が、晄夜の積もった苛立ちをついに爆発させた。

結婚して三年間、清香が見てきたのは、いつも冷たく静かな彼だった。これほど感情的になる彼を見るのは初めてだった。

彼は強くブレーキを踏み込み、車輪が激しく地面を擦った。

「それなら、なぜあの時、君は来なかったんだ!」

電話の向こうが沈黙する。やがて、小さな嗚咽交じりの声が漏れた。「ごめんなさい……もう、二度とあなたに迷惑はかけない」

通話はすぐに切れた。だが、彼の表情はさらに暗くなり、長い沈黙のあと、彼は苦い諦めを込めてメッセージを送った。

【場所を送れ】

送られてきた住所を確認すると、申し訳なさそうに視線を向けてきた。

彼が何かを言う前に、清香は静かに口を開いた。「用事があるなら行って。私はタクシーで帰れるわ」

彼女が車を降りて傘を差す姿に胸が痛み、晄夜はため息混じりに小声で告げた。

「用事を済ませたらすぐ戻るよ」

清香は静かに頷いた。

彼女は雨の中に佇み、遠ざかる車の後ろ姿をじっと見つめていた。目の奥には、七年もの片想いの記憶が揺らめいている。

初めて彼に一目惚れした、あのバスケットコートの光景が今でも鮮やかに蘇る。

彼はユニフォーム姿で完璧にシュートを決め続け、相手チームを一人で圧倒し、歓声を浴びていた。

「あれがコンピューターサイエンス学部の晄夜よ。A大の有名人で、京北の名門 神谷家の御曹司」

けれど、そんな彼の心には幼馴染の瑤子しかいなかった。

遊園地を貸し切って誕生日を祝ったり、瑤子が他の女性からの一方的な告白に怒った時には、仲直りのために全校生徒の前で自ら頭を下げたり、雪の日に待ちぼうけにされても、ひたすら彼女を待ち続けたりしていた……

大学時代、清香は、いつもそんな彼の物語を傍らで聞いていただけだった。自分はずっと、恋愛小説に出てくるモブキャラのように、二人が結ばれるのを見届けるだけの存在だと思っていた。

そして二年前、卒業後すぐに晄夜は瑤子との結婚式を挙げようとした。

清香は招待されていなかったが、「同級生」という名目であの世紀の結婚式に足を運んだ。

だが式が始まっても、瑤子は現れなかった。晄夜は半ば取り乱したように何度も彼女に電話をかけ続けた。そして、返ってきたのはたった一通のメッセージだった。

【まだ結婚する気になれない。もう海外に出たから】

その瞬間、晄夜の中で長年積み重なっていた忍耐が、ついに限界を迎えた。彼はもう、彼女のわがままを受け入れるつもりはなかった。マイクを手に取り、静まり返った会場に向かって宣言した。

「本日、僕は新しい花嫁を選びます。独身の女性の中で、ご希望の方はいらっしゃいませんか?」

その時、いつも目立たず、口数も少なかった清香の心臓は強く高鳴った。晄夜を想う人はあまりに多い——そう思った彼女は、彼の言葉が終わるや否や、すぐに立ち上がった。

その日、彼女はサイズの合わないウェディングドレスに袖を通し、自分の名前すら覚えていない男と結婚した。

それからの3年間、二人は穏やかに、礼儀正しく、波風のない夫婦生活を続けていた。

しかし、一ヶ月前——瑤子が帰国した。

その日を境に、拒もうとしながらも、どうしても彼女に惹かれてしまう晄夜の姿を見て、清香はついに悟った。

自分の夢は、もう終わったのだ。「神谷晄夜の妻」という座を、返すときが来たのだと。

彼の変わらぬ想いを成就させるために。そして、自分自身を解き放つために。

土砂降りの雨の中、清香は晄夜に一通のメッセージを送った。

【例の書類は、助手席のグローブボックスに入れておきました。気になるなら、開けてみてください】

Expand
Next Chapter
Download

Latest chapter

More Chapters

To Readers

Selamat datang di dunia fiksi kami - Goodnovel. Jika Anda menyukai novel ini untuk menjelajahi dunia, menjadi penulis novel asli online untuk menambah penghasilan, bergabung dengan kami. Anda dapat membaca atau membuat berbagai jenis buku, seperti novel roman, bacaan epik, novel manusia serigala, novel fantasi, novel sejarah dan sebagainya yang berkualitas tinggi. Jika Anda seorang penulis, maka akan memperoleh banyak inspirasi untuk membuat karya yang lebih baik. Terlebih lagi, karya Anda menjadi lebih menarik dan disukai pembaca.

Comments

user avatar
nona senja
Bagus bangettttt!!!
2021-09-10 09:13:16
0
user avatar
Reffi Dhinar
Cerita yang konflik ga biasa buat kamu penyuka fangirl
2021-09-09 22:51:52
0
user avatar
Eneng Susanti
Ceritanya unik dan menarik. Bukan teenlit atau fanfic biasa. Ini mah keren. Semangat ya, Kak. Mampir yuk ke cerita Khair dan Khaira
2021-09-07 19:45:14
1
16 Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status