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29.*****

Penulis: よつば 綴
last update Terakhir Diperbarui: 2025-06-16 17:00:00

 名前を呼ばれ、呼吸困難に陥った僕の口を、奏斗さんは容赦なく犯す。鬼畜の所業だとは思わない。こんなの、まだまだ甘いほうだから。

 僕の前髪を鷲掴み、壁に追い込んで喉奥まで押し込む。窓枠に片手を掛け、喉を壊す勢いで使う。息ができない。逃げられもしない。

 あぁ、芯が僕を心配してくれている。目に沢山涙を溜めて、無意味に奏斗さんを睨む。そんな事をしても、奏斗さんは気にも留めないのに。

「顎はずしていい? 根元まで挿れるよ」

「んぅーっ··ぇ゙ぁ゙··ぉ゙、あ゙ッッ!!」

 喉の奥を強引に開くと、根元までねじ込んだ。同時に、ガゴッっと鈍い音が脳に響く。久々に鳴った、顎の外れる音だ。懐かしい痛みに、体温が上昇してゆく。

 芯が激昂しているが、奏斗さんは振り向きすらしない。芯の声が遠くで聴こえる。僕は、視界の隅でそれを見ているが、劈くような痛みでそれどころではない。

 けれど、おかげで息をする事ができた。まさか、これを狙っていたわけではあるまい。大丈夫、都合のいい解釈には懲りている。

 そして、痺れた脳で感じるそれは、僕のペニスを勃たせる快感にすぎなかった。痛みと快感の繋げ方は、嫌というほど身体が覚えている。

 小便を漏らし、顔から出る汁を溢れさせ、まるでさっきまでの芯の様だ。こんな姿を見てなお、僕を自分のものだと訴えてくれている芯。

 まだ奏斗さんへの対抗意識を燃やしているのだろうか、真意は分からないが嬉しい。どうやら僕の心は、自分で思っているよりも随分と芯に執心しているらしい。

 ほら見ろ、奏斗さんの懐かしい責めに、反応するのは身体だけだ。なんて強がりも、心に留めておかねばなるまい。

 奏斗さんは僕の顎を嵌めると、所謂チングリ返しの体勢にして足首を持ち上から突き挿す。痛みと嫌悪感で、込み上げるものを飲み込めなかった。

「かはっ····ゔぇ゙ぇぇ······」

「あぁ、久々だしキツい? でも好きだっただろ、解さないで挿れられるの。使ってもらってるって感じがイイんだっけ? ホント、イカれたドMに仕上がってたよな」

 奏斗さんが、強引に奥を開こうとする。まだ、入り口の痛みも和らがないうちから、腹の奥にも鈍痛が響く。全身が痛い。それなのに、僕はとぷとぷと精液を溢れさせる。

 心では拒絶し続けているのに、身体はどこまでも快楽に溺れてゆく。奥を貫かれた瞬間、脳内に火花が散ったような衝撃で意識を失った。

 その直後、腹の底に焼け爛れそうな熱を感じ、無理矢理に意識を引き戻される。僕が小さな嬌声を零していると、結腸口にカリを引っ掛けて扱き始めた。痛みの中に、奏斗さんの形を感じてしまう。

 奏斗さんの、長い上に肉厚でカリ高なペニス。改造でもしているのかと思うほど、美しく凶悪な形をしている。

 僕を四つ這いにして、雑で乱暴な、イク為のピストンが始まった。遅漏の奏斗さんはそこからが長い。僕が何度イッても、潮がベッドに噴射されても、興味を持たずにひたすら突き続ける。

 そして、漸くイク間際、強烈なスパンキングを食らう。部屋に響く、破裂音の様な甲高い音。芯が喚く声も遠退き、それだけが僕の耳にこだまする。

 臀部に叩き込まれる痛みと快感が、僕の脳を焼き切ってしまいそうだ。きっと、芯がこの場に居なければ僕は、再び奏斗さんに堕ちていただろう。

「先生!」

 芯の声が耳を抜ける。パッと芯を見ると、強い眼差しで僕を真っ直ぐ見据えてる。まるで『負けるな』と言われているようで、それを見てにへらと笑みが零れた。

「芯····愛してるよ。僕は··もう····芯のモノだ!」

 僕は芯に愛を告げると振り向き、奏斗さんを真っ直ぐに見て言った。

「愛····フッ··。骨の髄まで俺に染められて、よくそんな事が言えるねぇ。でも残念、お前は俺の玩具《もの》だよ。一生、ね」

 優しい笑を浮かべた奏斗さん、責めは激しさを増す。生温《なまぬる》い玩具遊びから、僕を再び支配する為の調教が始まった。

「俺さ、お前じゃないと満足できないんだよ。他のどんなオモチャでも満たされなかった····」

 今更そんな甘い言葉を囁かれたとて、僕の心は芯で満たされている。揺らいだりはしない。

「なぁ、あんなガキ抱いても満足できないだろ? もう1回飼ってやるから戻ってこいよ」

 貴方が捨てたクセに····。

 頬に柔らかいキスを這わせながら言葉を吐く。傲慢な低語だ。

 僕は、はき違えて大切に抱き締めていた愛が、ただの偶像だったと思い知ったところなのだ。もう騙されない。

 そう思った矢先、奏斗さんは縛った僕の手首を持ち、逃げられないように強く引いた。そして、お尻を開いて限界まで奥を抉る。

「んあ゙ぁ゙ぁ゙っ!!? 奏斗さんダメッ!! そこもう入んないぃっ!!」

「入るよ。もっと··奥までっ」

「い゙あ゙ぁ゙ぁっ!! むり゙····お腹《にゃが》··裂げる゙ぅ゙··ぅぇ゙····」

「あっはぁっ♡ んっとに結腸好きな。すぅっごい····俺のちんこ抱き締めて必死。ほら、ちんこ離せよ」

 ずろろろっと腰を引くと、再び同じ所を抉った。もう、声が出ない。目の前が真っ白になり、延々と与えられる快感に身を委ねてしまう。

 高速で何度もそこを責められる。僕のペニスからは、既に何も出ない。ドライでイキ続けるにも限界だ。

 何度も意識を飛ばしかけては、その度に痛い快感を叩き込まれる。失神すらさせてもらえない。

 奏斗さんの薄ら笑いが微かに聞こえ、腹を灼く業火の如く、熱く濁った劣情を流し込まれた。

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  • crisis   29.*****

     名前を呼ばれ、呼吸困難に陥った僕の口を、奏斗さんは容赦なく犯す。鬼畜の所業だとは思わない。こんなの、まだまだ甘いほうだから。 僕の前髪を鷲掴み、壁に追い込んで喉奥まで押し込む。窓枠に片手を掛け、喉を壊す勢いで使う。息ができない。逃げられもしない。 あぁ、芯が僕を心配してくれている。目に沢山涙を溜めて、無意味に奏斗さんを睨む。そんな事をしても、奏斗さんは気にも留めないのに。「顎はずしていい? 根元まで挿れるよ」「んぅーっ··ぇ゙ぁ゙··ぉ゙、あ゙ッッ!!」 喉の奥を強引に開くと、根元までねじ込んだ。同時に、ガゴッっと鈍い音が脳に響く。久々に鳴った、顎の外れる音だ。懐かしい痛みに、体温が上昇してゆく。 芯が激昂しているが、奏斗さんは振り向きすらしない。芯の声が遠くで聴こえる。僕は、視界の隅でそれを見ているが、劈くような痛みでそれどころではない。 けれど、おかげで息をする事ができた。まさか、これを狙っていたわけではあるまい。大丈夫、都合のいい解釈には懲りている。 そして、痺れた脳で感じるそれは、僕のペニスを勃たせる快感にすぎなかった。痛みと快感の繋げ方は、嫌というほど身体が覚えている。  小便を漏らし、顔から出る汁を溢れさせ、まるでさっきまでの芯の様だ。こんな姿を見てなお、僕を自分のものだと訴えてくれている芯。 まだ奏斗さんへの対抗意識を燃やしているのだろうか、真意は分からないが嬉しい。どうやら僕の心は、自分で思っているよりも随分と芯に執心しているらしい。 ほら見ろ、奏斗さんの懐かしい責めに、反応するのは身体だけだ。なんて強がりも、心に留めておかねばなるまい。 奏斗さんは僕の顎を嵌めると、所謂チングリ返しの体勢にして足首を持ち上から突き挿す。痛みと嫌悪感で、込み上げるものを飲み込めなかった。「かはっ····ゔぇ゙ぇぇ······」「あぁ、久々だしキツい?

  • crisis   28.*****

     僕は何もかもを諦め、奏斗さんに手首を縛られる。光沢のあるワインレッドのネクタイ。奏斗さんが昔から好んで身につけていた色だ。血の染みがイイ色になるんだと言っていた。 藻掻く事さえも許さないくらい、ギチギチに縛られる。機嫌が悪いとこうなのだ。見える所に痕をつけられるのは困る。けれど、そんなことを言えば首や顔にもつけられかねない。 されるがまま、僕が抵抗もせずに縛られていると、芯が奏斗さんに蹴りかかった。奏斗さんはひょいと避ける。あわや、頬に直撃するところだった。「っぶね。へぇ····、まだ折れてないんだ。おっけ、先に芯クンから壊しちゃお。お前はそこで見てなね。大事な芯クンが俺に堕ちてくとこ♡」 奏斗さんは、芯の脚を縛り身動きを取れなくする。次に僕を縛り終えると、芯を開脚した状態に縛り直した。 手は後ろ手に、さっきよりも雁字搦めに縛り、口にも縄を掛ける。そして、四つ這いにして一切抵抗できなくなった芯のお尻を鷲掴み、一息に根元まで突き挿した。言葉にならない悲鳴をあげる芯。余程痛いのだろう。涙とヨダレが溢れ、二突き目には嘔吐してしまった。 縄を食いしばり、声を我慢する芯と目が合う。気がつくと、僕のほうが涙をポロポロ零していた。「センセ《へんへ》··泣くなって《ひゃふはっへ》····。俺《ほぇ》····大丈夫だから《はいひょーふはひゃや》」 大丈夫なわけがないじゃないか。そんな言葉さえ返せないほど、唇の震えが止まらない。 奏斗さんは縄を手綱《たづな》の様に握り、芯の上体を引き起こす。奥を深く抉られて辛いだろう。それでも、芯は僕に声を聞かせないよう抑える。 奏斗さんは芯を快楽漬けにし、意識が飛ぶと痛みを与えて起こす。それを絶妙に繰り返し、芯のメンタルを削ってゆく。 強気の芯も、流石に限界が近いようだ。目が虚ろになり、僕には見せなかった表情を見せ始める。 完全に蕩けきった顔だ。僕だって、こ

  • crisis   27.*****

     急いで仕事を片付け、タクシーを拾って帰宅した。見上げると、家の明かりがついている。 芯が待ってくれているんだ。そう思うと、部屋までの足取りがいやに軽い。 鍵を開け、扉を開いて気づく。玄関には、僕達の物ではない靴がある。嫌な予感がして、心臓が大きく跳ねた。胃の辺りはズクズクと重い。 その瞬間、芯の甘い声が聞こえた。脳が揺れそうなほど、勢い良く顔を上げる。  恐る恐る、声が聞こえた寝室の扉を開く。すると、目を疑う光景が飛び込んできた。 芯が、力無く上体をベッドに落としている。そして、そんな芯の腰を持ち上げ、バックで犯している奏斗さんが居た。芯は動かない。どうやら、意識を飛ばしているようだ。 気の強い芯の事だから、相当奏斗さんを煽ったはずだ。あれは、容赦など知らない快楽責めをしている時の顔。僕が騙された、最も甘い奏斗さんだ。 気絶しているから、お尻が緩んでいるのだろう。奏斗さんは指も一緒にねじ込んでいる。苦しそうだ。 それに、よく見ると芯のペニスは、射精できないように縛られている。きっと、余程辛い目にあったのだろう。玉も根元で縛られていて、少し腫れているように見える。 僕は呆然と立ち尽くし、肩に掛けていたバッグを落とした。奏斗さんは、うっすらと笑みを浮かべて芯を犯しながら、僕の方を見ずに声を掛ける。「おかえり。遅かったね」 首元から耳へ、這うような声に身体が跳ねる。奏斗さんの、芯を見下ろす瞳は無機質で、その横顔からは全く感情が読めない。 けれど、この肌がビリビリと痺れるような感覚。奏斗さんが怒っている時の雰囲気だ。嬉々として犯しているのに、滲み出る空気が痛い。 どうして奏斗さんが此処に居るのだ。何故、芯を犯しているのだ。聞きたい事はあれこれ脳内を飛び交う。けれど、僕は声も出せずに固まったまま。恐怖で、声帯がピクリとも動かない。 僕がたじろいでいると、奏斗さんは芯の耳を噛んで囁いた。「芯クーン、起きな」 ポケッとした顔で、僕を視界に入れる芯。表情が少し緩むと、芯は声を絞り出して呟いた。「センセ&

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     奏斗サンは、俺のケツを叩きまくってキャッキャと喜んでる。これ、表面じゃなく肉が痛ぇの。 バカみたいにバチンバチン叩くから、もうケツの感覚がなくなってきた。「あれ? 泣いてんの?」 だって痛ぇもん。お前もされてみろ。とか言ってやりたいけど、痛すぎて喋れねぇ。「はぁ····。零、帰って来ないねぇ。んじゃ、しょうがないから芯クン食べて待ってようかな〜」「んぇ? ····らめ。やら。挿れんな··イカれ野郎」 涙でぐっしょぐしょで情けないけど、なんとか奏斗サンの顔を見て言ってやった。先生も、ちょっとはスッキリするかな。 俺の言葉を聞いて、目を細める奏斗サン。すんげぇエロく舌なめずりして、先生よりデカいちんこを取り出す。そんなグロいの、マジで絶対入んないって。「待っ····ぁにそぇ····ンなの、入んねぇよ····」「は? 何言ってんの。挿れるんだよ」 半笑いで、ロクに解してもいないアナルに、バカみたいにデカいちんこを強引にねじ込む。痛い。熱い。絶対切れてる。 奏斗サンは『キッツ····』とか言いながら、ズッポリ根元まで押し込みやがった。先生よりも奥に入って、慣らしてない結腸口でぐっぽぐぽ好き放題に遊ぶ。「ひあ゙っ、痛ッ、腹痛いぃ! やめっ、んあ゙あ゙ぁ゙ぁ゙!!」「ん〜っ、イイ声♡ すっげぇ可愛い声で哭《な》くね。昔の零より小さいし、イジめんのは芯クンのほうが燃えるわ」 イカれた事ばっか言って、猿みたいに腰を振り続ける。なぁ先生、こんな奴のドコが良かったんだよ。 痛いし怖いし、気持ちくなんねぇじゃん。なんでだよ。先生がくれる痛みは、ちゃんと気持ち良くなれんのに。コ

  • crisis   25.###

     仕事の遅い先生を置いて、先に先生の家へ向かう。 で、最後の角を曲がった時、後ろから口を塞いで拉致られた。 薬を嗅がされて、気を失ってたみたいだ。頭痛ぇし気分が悪い。 真っ暗な部屋。ドコだろう。いや、知ってる。先生の部屋だ。先生の匂いが充満してんだもん。てことは、拉致ったのは先生? そんなはずはない。仕事、めっちゃ残ってるってボヤいてたし、先生は薬の類を絶対使わない。「おい、誰だよ」「開口一番喧嘩腰かぁ。威勢がいいねぇ、芯クン」 聞き覚えのある、耳に絡みつくような声。俺をイラつかせる声だ。「テメェ、奏斗だろ」 誘拐犯は、パチッと電気をつけた。一瞬眩む視界。細まった視界に入ったのは、やっぱあのクソ野郎だった。「せ〜いか〜い」 奏斗サンは、学生証を見ながら言う。「徳重芯クン。××高校の3年生か。だーれがハタチだって? ガキじゃん」 これは絶対マズい。状況はよくわかんねぇけど、とにかくマズいのは間違いない。 けど、コイツ案外バカなのかもしれない。聞いてもないのに、ペラペラと犯行の一部始終を話し、本来の計画まで喋り始めた。 本当は、先生を拉致って犯すつもりだったらしい。けど、学校から出てきた俺を見つけて、面白半分で尾行したんだとか。そしたら、俺が先生の家に向かうから、予定を変更して俺を拉致ったと····。 いや、なんでだよ。俺を拉致ってどうすんだよ。 後ろ手に縛られ、片足がベッドに繋がれてる。逃げられはしないみたいだ。 つぅか、待ってりゃ先生帰ってくんだけど。絶対ヤバいやつじゃん。 奏斗サンは、ベッドに腰掛けて俺のズボンを脱がす。「芯クンはさぁ、零をどうやって抱いてんの? 普通に抱いても満足しないでしょ、あのド淫乱」 絶倫ではある。淫乱かどうかは知らねぇし。どうやってって、されてる事をしてるっぽく言えばいいのか? あー··

  • crisis   24.*****

     朝食と一緒に、素っ気ない置き手紙と飾り気のない鍵を置いてきた。噛んだ箇所の手当はしたが、芯はどうせ登校してこないだろう。 昨日の今日だ。きっと、悠々自適にベッドを独占して起きない。 4限目が終わり、昼休みで校内が賑わう。物好きにも、僕しか居ない生徒指導室に遊びに来る生徒が時々いる。 彼女もその一人。松尾 依智華《いちか》は、芯の元彼女だったはず。少しの気まずさを感じながら、それを悟られないように振る舞う。「先生さ、彼女いないの?」「いないよ」「うっそだ~。最近、怪しいって噂だよ?」「····どんな?」 心臓がトクンと跳ねる。芯との事だろうか。「え~。なんかねぇ、ソワソワしながら帰ってるトコ見たって子が何人かいてさ、彼女とデートっぽくない? って」「はは、違うよ。今、仔犬を預かってるんだ。その子が可愛くってね。それで、帰るのが楽しみなだけだよ」 そう、あれはまだ預かっているだけ。まだ、僕のモノではない。 それにしても、そんなに分かりやすく出ていたのだろうか。気を引き締めなければ、どこから露見するか分かったものじゃない。「マジで? 写真とかないの? めっちゃ見たいんだけど~」「ごめんね。1枚もないんだ」 そんな危険なものを、スマホに保存などできるはずがない。僕の宝物の一部は、然るべき所に保存してある。決して他人に見せたりはしない。 この子はいつまで居座る気だろう。効率よく仕事を片付けて、残業だけは避けたいのだけれど。定時丁度に終えて、早く芯の待つ家に帰りたい。 少し探る気ではいたが、どうやらこんな子供を探る必要もなさそうだ。余計な事を言うのも、時期が悪いだろう。 芯の元彼女ではあるが、性欲の発散に使われただけの器。そう思えば、そういう玩具だったのだと割り切れる。故に、妬く必要もない。 おそらく芯の目には、彼女も他の女の子も同じに見えていたのだろう。けれど、僕だけは違う。そう思える今があるから、僕の心は静けさを

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