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313話

Author: 籘裏美馬
last update publish date: 2026-03-22 20:12:45

「──っ!苓さん!?」

私は急いでスマホを取り出すと、画面に表示された苓さんの文字を見て急いで電話に出た。

「はっ、はいもしもし!苓さん!」

〈茉莉花さん?すみません、連絡に気が付くのが遅くて、こんな時間になってしまいました〉

「いえいえ、大丈夫ですよ。むしろ、私とお父様が苓さんに仕事を任せっきりにしてしまって……本当にすみません」

〈気にしないでください。俺に出来る事だったら全然!元々仕事は好きですから。──っと、そうだ茉莉花さん!連絡を貰った件……!〉

私は苓さんに言われ、はっとする。

「そ、そうです苓さん!お祖父様の古い日記から速水家が藤堂と関わりがあった事を示す文章が!」

〈ええ、茉莉花さんが撮ってくれた写真を俺も見ました。あの内容だったら、谷島が──警察が動くはずです〉

「良かった……!その、お祖父様の書斎にもっと速水家の事が書かれた日記がないかな、と思って……今探しているんです」

〈そうなんですね、良かった……。それが見つかれば警察の捜査もし安くなるはずです〉

苓さんの言葉に、ほっと胸のつかえが取れる。

もしかしたら、大きな証拠とはならないかも…
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  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   155話

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