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episode47

作者: 朱音小夏
last update 公開日: 2026-07-25 04:50:32

警察では周辺のパトロールを強化する事で話がついた。手紙に関しては一応証拠として捨てずにいて下さいとの事だった。

「やっぱり私、日本に残ろうかしら......」

「ダメだよ母さん。父さん1人じゃ生活できないから一緒に行ってあげて?」

「でも......」

「おばさん。もし良ければオレ、しばらく若葉んちにお邪魔してもいいですか?そうすれば家にはオレとダニエルの2人もいる事になる訳ですし。若葉が1人になる事はなくなると思うんですけど......どうですか?」

「でと子供だけで家に残すのは......」

「大丈夫デース!私、鍛えてマスから安心してくだサイ!」

新とダニエルの申し出に若葉の母は少し考えた。

「......一応近所に私の兄......若葉のおじさんが住んでいるから何かあったら連絡しなさい。私の方からも話ししておくから」

「おじさんってあのおじさん?土木会社に勤めてる筋肉のすごい......子供の頃よく遊んでくれたあの?......たしか、直道おじさん?」

「そうそう!兄さんなら頼りになるわ!」

母がそう言うと、「ね!お父さん」と父に同意を求めた。

「父さんが海外赴任を断れればいい
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    「さっ、上がって上がって!新、ダニエル!紹介するね。直道おじさんの息子さんの浩兄......浩史さん!普段は京都のK大に通う大学2年生!」「K大?!メッチャ頭良いんですね......」「ハハッ。そんな事ないよ。えっと......新君、だね?」「は、はい」新は何故だか浩史に対して緊張してしまっていた。浩史は笑顔ではあるが、メガネの奥の瞳が笑っていないように見えたからだ。「新?どうした?」「ん?いや、なんでもないよ。大丈夫」今は若葉の不安を煽るべきでは無いと思い、新はなんでもない様を装った。「......浩史さんはいつからコッチに?」「僕?僕は先週からだよ。早く若葉に会いたかったからね」新は若葉は気が付いていないようだが、若葉を見る浩史の目には何やら不穏な物を帯びているように感じていた。「あ、オレお茶入れて来るね!浩兄も座って待ってて!」「私も手伝いマース!」「ありがとう、ダニエル」若葉がダニエルを連れキッチンへと入っていくのを見送ると、浩史はダイニングテーブルの席に着いた。それに倣って新も浩史の向かい側の席に着いた。「父さんから聞いたけど、若葉と新君は恋人同士なんだって?」「ひ、浩兄?!」「はい。オレは若葉とお付き合いさせてもらってます」「ふぅん......。君が、ね。」「......浩兄?どうかした?」「あぁ。いや、なんでもないよ?ただ、随分と人の良さそうな恋人をもらったなぁと思って」「......どうも」「私はまだ認めてませんケドネ!」「ちょ、ダニエル!」若葉は入れたお茶を持ってキッチンから出てくると、それぞれの前にお茶を置いていった。「ありがとう、若葉。それにしても...いくら父さんが夜来るからと言っても子供だけで暮らすなんて......心配だなぁ」「大丈夫だよ、浩兄。家事は皆出来るし、不用心に玄関を開けないようにするから」「そうだね。その方がいいよ。ちゃんと相手を確かめてからにするんだよ?」「もう!浩兄は心配しすぎ!」「大丈夫ですよ、浩史さん。オレ達ももう高校生で、そこまで言われる程子供ではありません」浩史の言葉に新は少し強めに否定するとお茶をすすった。若葉はなんだか新と浩史の間に溝がある事に気が付き、不安そうな顔をした。「新......?浩兄......?どうしたの?なんだか仲悪そうだよ?」「

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  • ひみつのお姫さま   episode47

    警察では周辺のパトロールを強化する事で話がついた。手紙に関しては一応証拠として捨てずにいて下さいとの事だった。「やっぱり私、日本に残ろうかしら......」「ダメだよ母さん。父さん1人じゃ生活できないから一緒に行ってあげて?」「でも......」「おばさん。もし良ければオレ、しばらく若葉んちにお邪魔してもいいですか?そうすれば家にはオレとダニエルの2人もいる事になる訳ですし。若葉が1人になる事はなくなると思うんですけど......どうですか?」「でと子供だけで家に残すのは......」「大丈夫デース!私、鍛えてマスから安心してくだサイ!」新とダニエルの申し出に若葉の母は少し考えた。「......一応近所に私の兄......若葉のおじさんが住んでいるから何かあったら連絡しなさい。私の方からも話ししておくから」「おじさんってあのおじさん?土木会社に勤めてる筋肉のすごい......子供の頃よく遊んでくれたあの?......たしか、直道おじさん?」「そうそう!兄さんなら頼りになるわ!」母がそう言うと、「ね!お父さん」と父に同意を求めた。「父さんが海外赴任を断れればいいんだがな...。もう間近になってしまって代わりの人を頼むことが出来ないからな......。申し訳ない。新君、ダニエル。若葉の事をよろしくお願い出来るかな?」「任せて下さい」「わかりマシタ!」「それじゃあお母さん、兄さんに連絡して来るわね!」と母が席を立つと父を含めた4人でお茶を飲み始めた。そして「しかし......」と父が口を開いた。「どうしてウチの若葉はこんなに男に好かれるかねぇ......。まぁ、前見た女装は母さんの若い頃にそっくりだったが......」「母さん、ミスコンで優勝した事があるんだぞ?」と言葉を続けた。「なになに?私の話し?ミスコンはまぐれよぉ!でもこんなに可愛い子が生まれてくれて嬉しいわぁ」「...自分でも思うけど、オレの顔、母さんそっくりだもんね......」「そうよぉ。だからおじいちゃんもおばあちゃんも猫可愛がりしてたものねぇ」そんな話しをしていると、"ピンポーン"とチャイムが鳴った。「あら?もしかして......」と母が玄関に行って少し経つと、ドタドタと荒々しい足音が聞こえてきた。「若葉ァ!!」「な、直道おじさん?!」「怖かったなぁ...

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  • ひみつのお姫さま   episode5

    時刻は午前10時。学園祭"桜ヶ丘祭"の開始時刻である。桜ヶ丘高校の校舎には、老若男女様々な人々が集まってきている。校舎に入るとそこら中から生徒達の呼び声が溢れかえる。そんな中、早くも1-3は注目の的となっていた。1-3はコスプレ喫茶。男女様々なコスプレで接客をしている中、やはり人々の視線を引き付けたのはメイドのコスプレをした若葉であった。「いらっしゃいませ、お客様。ご注文はいかがなさいますか?」若葉が柔らかい笑みを浮かべ接客すると、女性も男性も顔を赤らめる。そして大半のお客はこう言うのだ。「あの!写真一緒にお願いできますか?!」普段の若葉であれば「こんな黒歴史、写真に残したくない!」

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