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第832話

작가: 落流蛍
商治は眉をひそめた。

「つまり彼女は今、温室の中の花みたいなものってことですか?ちょっとした傷でもダメですか?」

「そうです。たとえどんなに小さな石ころでも、華恋様を血だらけにする可能性があります」

「......わかりました」

二人の会話が終わってまもなく、華恋が戻ってきた。

商治は医師に別れを告げ、華恋を連れて家に戻った。

家に帰ると、仕事を口実に書斎へ入り、その検査結果を時也に伝えた。

時也の心は、商治の言葉ひとつひとつに大きく揺れ動いた。

けれど、不安はすぐに吹き飛び、マスクを着けたまま華恋のそばにいられるという喜びが上回った。

それにここはM国、自分の縄張りだ。

時也には、華恋を守れる自信がある。

「今夜、そこに行く」

「おいおい、時也、お前ちょっと気が早すぎるだろ」

商治は呆れたように冗談を言った。

そのとき、ドアの外からノックの音が聞こえた。

「じゃあ、これで切るぞ。今夜お前が来るなら、部屋は用意させておくから」

そう言って電話を切った。

「どうぞ」

ドアが開くと、入ってきたのは稲葉千代だった。

「商治、どうしてそんなに急いで書斎に入
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