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約束の日

Penulis: 影畑凛星
last update Tanggal publikasi: 2026-06-15 18:03:25

翌朝、唯は目覚ましが鳴る前に目を覚ました。

薄いカーテン越しに差し込む朝の光が眩しい。

枕元のスマホへ手を伸ばし、時間を確認する。

まだいつもより少し早い。

それなのに、もう眠れそうになかった。

今日は高倉との約束の日だった。

ベッドの上で小さく息を吐く。

落ち着こうと思うのに、胸の奥が妙にそわそわする。

まるで遠足を待つ子どもみたいだ。

そんな自分がおかしくて、唯は苦笑した。

その日は仕事をしていてもどこか上の空だった。

もちろん手は動く。

依頼の確認も、デザインの修正もいつも通りこなしている。

けれど、気づけば時計へ目が向いていた。

まだ大丈夫。

あと三時間。

あと二時間。

そんなふうに時間を数えてしまう。

ようやく仕事を切り上げ、帰宅した頃には、心臓が少しずつ落ち着かなくなっていた。

クローゼットを開ける。

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