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第5話

Author: 金運招来の翡翠札
奏多の家に泊まった翌朝、スマホの音で目を覚ました。

何十件もの着信履歴。全部、俊哉からだった。

ラインにも、メッセージがずらりと並んでいた。

【瑠璃、いつの間に他の男とデキてたんだ?

最近やけにしおらしいふりをしてると思ったら、他の男を誘惑するためだったのかよ!

今すぐ戻ってこい。痛い目見たくなければな】

無表情のまま画面をスクロールした。指先が、少し冷たくなっていた。

その中に、愛梨からのメッセージがあった。

写真が1枚、添えられていた。

眠っている俊哉の胸に寄りかかる愛梨。肌には、いくつものキスマークが残っていた。

カメラを見つめるその目には、得意げな挑発の色が浮かんでいた。

写真の下には、こんな文字が並んでいた。

【あなたたち、もうずっとレスなんでしょ?彼ったら、私を欲しがってばかりなんだから】

その写真をじっと見つめ、鼻で笑った。胸の奥にちくりとした痛みが走ったけれど、それ以上に、心が軽くなっていくのを感じた。

どのメッセージにも、返信はしなかった。

ただ黙って、俊哉と愛梨の連絡先を順にブロックして削除した。

それから顔を上げて、奏多を見た。

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