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22.瀕死

作者: 桜立風
last update 公開日: 2026-03-10 14:08:38

「…おっと、こっから先はダメだよ」

「待って、どいてください…」

風俗店、Black Roseから決死の思いで逃げてきた日のことは、まだ私の頭のなかに残っていたらしい…

どうやってたどり着いたのかもわからない。それほど必死で、やってきた。

角を曲がった…西龍会の屋敷に。

「…お姉さん、ここの人となんか関係かあるの?ちょっと、話を聞かせてもらおうかなぁ」

制服姿の警官に腕を掴まれそうになった瞬間…細い腕が伸びてきた。

「サチ!どこに行ってたのよ!また道を間違えて…」

赤い傘が頭上に広がった。振り返ると、ガムを噛みながら…麗香が桜を見下ろしていた。

「…あ、ちょっと」

何か言いたそうな警官に愛想笑いを見せ、桜をさりげなく連れて行く。

「あ…ありがとうございます」

「…龍之介は、こっち」

緊迫した雰囲気が麗香から伝わってくる…

「あの、怪我をしたんですか?喧嘩ですか?…それとも」

「…それとも?」

「一方的に、やられたとか」

麗香は広大な敷地の目立たない裏から屋敷に入りながら、桜の問いに答える。

「一方的に、か…そうだね、一方的にやられたよ。あの龍之介が…っ!」

歯を食いしばり、顔を歪めて
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yuu
龍之介... 桜ちゃんの祈りが届きますよに。。
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    「…いきなり働かせるって…ねぇ?」麗香は少し困ったように、龍之介を見た。「そうだな。まずは手と足の怪我を治せ。話はそれからだ」「ありがとうございます…」「…は?」ペコリと頭を下げる桜に、首を傾げた龍之介。認めたつもりはなかったらしい。「盗まれて、美紀ちゃんにお金を返せなくなったんです。父に居場所を知られて…迷惑をかけるといけないから、酒屋は退職しました。…だから」「だからじゃねぇだろ。夜の商売なんかじゃなくて、もっとこう…昼間の仕事をだな、」「昨夜、私の安全を考えて、酒屋のオーナーが泊めてくれたんです。でも父が現れたことで、辞めることは決意してました。…2人には絶対迷惑をかけ

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