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第216話・自分の名前

مؤلف: 新矢識仁
last update تاريخ النشر: 2026-03-14 06:03:36
「……文句があるのかないのか」

「いや、苦情はない。ただ、名前には意味があり、お前がつけた名は我らの力を縛るものではなかったということだ。そうだな、生神の名も意味あってつけられたものだろう?」

「ああ。真悟シンゴ。……真実を、悟る、そう言う意味があるんだって、随分小さなころ聞いたなあ」

 名前のことは、母親が嬉しそうに教えてくれたことがある。その名前が古臭いと思っていた俺は、何で人気アニメキャラの名前にしてくれなかったのかと駄々こねたのを微かに覚えている。

「良い名だ」

 ベガは頷いた。

「生きて神となりし者は真実とまみえることになる。その真名は助けとなるだろう」

「そうだな。……今なら俺は、俺の名前が好きだって言えるよ」

「仲良さそうだな」

「ヤガリ」

 くしゃくしゃになった髪を手櫛で整えながら、昨日飲んだ酒はどこ行ったんだってくらいけろりとしていた。

「……ベガ、ケンタウロスの酒って言うのは弱いのか?」

「酒の強さという意味であれば、強い方だとは思うが、……そうだな、底なし樽と一緒にされるとケンタウロスも困る」

「あの程度ならドワーフなら軽く行ける。……だが、久しぶり
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