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第14話

مؤلف: 花野めい
摩美が絶対的な権力者である義景に反論したことは、これまで一度もなかった。自分が正しかろうと、間違っていようと。

でも、千歳が泣いて傷つくのを黙って見ていることも、三久が由樹と千歳の仲をかき回すことも、プライドの高い彼女には到底許せなかった。

「千歳ちゃん。一緒においで」

千歳の手を引いて、足早に二階へ上がっていった。

潔子はそのふたりの後ろ姿を不快げに一瞥して、深くため息をついた。

「村上家との縁談、ますます厄介なことになりそうね」

「怒っても体に毒だ」

義景が静かになだめた。

「由樹が自分で選んだ道だ。わしたちが口出しすることはない」

「あの子の心配なんてしていないわよ」

潔子はまた深いため息をついた。

「三久ちゃんのことが心配なの。由樹と離婚して、今年のお正月もあの子は、ひとりで寂しく過ごすことになるんじゃないかって……」

義景たちにとって、三久は不憫で案じてやりたい存在だった。

だが千歳と摩美にとっては、目障りで憎い存在でしかなかった。

「おばさん、ごめんなさい。私のせいで、おじいちゃんを怒らせて困らせてしまって」

千歳は義景に窘められたことを逆手に
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