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第1210話

مؤلف: 小春日和
「もう見つからない」

黒澤の一言に、真奈はしばらく黙り込んだ。だがすぐに言った。「あなたがこの指輪をくれたのは……お義母様が似たものをつけていたからなのね」

「そうだ。あれは我が黒澤家の家宝で、父が母に贈ったものだった。俺はまだその指輪自体は見つけられていないが、同じ宝石を見つけた。俺の中で、お前には最高のものを贈りたかったんだ」

そう言いながら、黒澤はそっと真奈の手を握った。

真奈はその手を感じながら、ふわりと腕を黒澤の首に回した。「……わかってる。あなたの中で、私はきっと一番大事な存在なんでしょ?」

その頃、階上では――伊藤と幸江が人を呼び、検査機器を階下へと運ばせていた。幸江が勢いよく言う。「やらせて!宝石のことなら、私が一番詳しいんだから!」

そう言って、幸江は一つひとつの宝石を丁寧に検出器にセットした。機械が静かに数値を弾き出す。

三つの宝石の純度、色合い、そして含有成分。そのすべてが――ほぼ完全に一致していた。

計測データによれば、これらは一つの大きな宝石から切り分けられたものであると判明した。

「ほんとに……同じ宝石から切り出されたんだ……!すごっ、ドラ
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