เกิดใหม่ครั้งนี้ฉันเป็นเจ๊ใหญ่

เกิดใหม่ครั้งนี้ฉันเป็นเจ๊ใหญ่

last updateLast Updated : 2026-01-06
Language: Thai
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เธอเก่ง เธอดุ เธอสวย เธอไม่เคยเกรงกลัวพร้อมชนกับทุกปัญหาเพื่อครอบครัวที่เธอรัก...

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Chapter 1

บทที่ 1

夫の松本明(まつもと あきら)の幼なじみに恋人候補を紹介した後、夫が突然、私にこう言い放った。

「おまえ、けっこうあさましい奴だな」

私はその場に立ちすくみ、耳を疑った。

聞き取れなかったとでも思ったのか、後部座席にいた息子が、あけすけに口にした。

「母さん、父さんと恵(めぐみ)さん、もう二年も付き合ってるんだよ。父さん、今までずっとサインを送ってたのに、なんで気づかなかったの?」

さっと血の気が引き、私はふたりの顔を交互に見つめた。手元には、ふたりのために剝いていた栗がまだ握られている。

「どうして……」

夫の表情は、ひどく落ち着ききっていた。バックミラー越しに目が合うと、その瞳の奥にはほんの少しうんざりしたような色だけが浮かんでいる。

「本当は、こんなにはっきり言いたくなかった。でもおまえ、恵に男を紹介しただろう。

今日、あいつがどれだけ泣いたことか。

離婚か、それとも別居か。好きなほうを選べ」

……

目のふちが熱くなり、頭のなかがぐちゃぐちゃで、何も考えられない。

息子の松本裕太(まつもと ゆうた)が、いらだった声で言う。

「母さん、何か言ったら。父さん、ちゃんと選ばせてくれてるじゃん。恵さんより若くもきれいでもないし、頭だって負けてるよ?」

一気に目のふちが熱くなり、喉が引き裂かれそうなほどの悲しみがこみあげてきた。

それなのに裕太は、もっと苛立つ。

「また泣くの。ほんと情けない。そういうところ、一番嫌いなんだよね。恥ずかしいよ。

それに先週の保護者会、中止なんかじゃなかったから。僕が恵さんに頼んで、代わりに来てもらったんだ」

頭の中で何かが弾けたような衝撃が走り、信じられない思いで彼を見た。

裕太が小学校に入学して六年、保護者会が開かれたことなんて一度もなかった。

だからその連絡をもらったとき、嬉しくて眠れなかった。なのに当日、ひどいアレルギーを起こしてしまった。

遅れてはいけないと、あわてて薬を流しこみ、家を飛び出そうとした。

裕太は、こんなに具合が悪いのにまだ行こうとする私を見て、とっさに「保護者会、中止になったよ」と嘘をついたのだ。

いま思えば、そんな都合のいい話があるわけないのに。

私が青ざめていると、夫は開き直ったように口を開いた。

「察しの通りだ。薬を盛ったのは俺だ。

裕太を責めるなよ。どうせ死にゃしない薬だ」

死にゃしない──私は震えながら、ふっと笑った。

あのときは知らなかった。あの薬は症状を一時的にごまかしただけで、夜になって全身が燃えるように熱くなり、激しく嘔吐し、ベッドから一歩も動けなくなった。

意識がとおのくまえに必死で救急車を呼んでいなければ、今頃とっくにあの世行きだった。

なのに、この親子はというと、恵を連れて楽しそうに学校の行事に参加しに行っていたのだ。

翌日、私の姿を目にしたときのひと言がこれだ。

「母さん、体よわすぎ。まだ三十そこそこで、おばあちゃんみたいじゃん」

胸が痛くて、血がにじんでいくようだった。

家に帰ると、夫は裕太を部屋に追いやった。もしかしたら謝ってくれるのかもしれないと思った。

けれど彼は、涙にぬれた私の方を振り返り、複雑な目をした。

「離婚しなくてもいい。ただ、恵が子どもを産んだら、おまえ、きちんと育てろ」

雷に打たれたように、脳天をかち割られたかのような衝撃を受けた。

「……は?」

口から漏れたのは、そんなかすかな声だった。

「恵は妊娠した。もう二ヶ月だ」

その瞬間、私は頭の中で時期を数えた。ちょうど、母が亡くなったころだ。

夫は、血の気の引いた私を一瞥もせず、かるい口調で言った。

「あのとき、おまえ、泣きじゃくって俺に電話してきたよな。おまえが限界で、誰かにそばにいてほしいのはわかってた。でも恵が強く引き留めるから、愛おしくて離れられなかったんだ」

喉の奥から叫び声がもれて、思いきり平手打ちを食らわせた。

「このクズ!」

夫は、そのビンタを受け、ゆっくりと顔をもどす。暗い瞳の底には、うすら寒いほどの冷たさだけが沈んでいた。

「ああ、俺はクズだ。でもな、おまえだって潔白じゃないだろ。俺と結婚していながら、ほかの男と寝たんだ」

窓の外で雷が走り、怒りと絶望で歪んだ私の顔をまぶしく照らす。

もう五年だ。とっくに乗り越えたつもりだった。

なのに、いちばん身近な人に、こんなにもかるがると口にされて、私の胸はいとも簡単に張り裂けてしまった。

夫が起業したてのころ、資金も人脈もなく、仕事は行き詰まってばかりだった。

ある晩、ひどく酔って帰ってきた彼は、代わりに取引先へ書類を届けてくれと私に頼んだ。

ホテルの住所を見て、私は行きたくなかったけれど、夫は怒りを爆発させ、私の肩をつかんで叫んだ。

「俺がこの一年どんな思いでやってきたか、わかってるのか!

ちょっとしたことすら手伝えないなんて、そんなに自分勝手なのかよ!

このままじゃ、裕太にだってまともな暮らしをさせてやれないんだぞ!」

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