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第462話

Author: タマタツ
静代は険しい顔で、部屋の中を見回した。

長男の寝室へ足を踏み入れたのは、この数十年で初めてだった。

室内に飾られた小物も、棚に整然と並べられたさまざまなオブジェも、彼女にとっては何もかもが見知らぬものだった。

この長男に対して、彼女が本気で心を配ったのは、命懸けで産んだ時くらいのものだった。

それ以降、彼のことを気にかけたことはほとんどない。

好みも知らず、食事や日々の暮らしを気にしたこともなく、彼のために時間や労力を割いたこともなかった。

景は幼い頃から聞き分けがよく、常に人より優れていた。

そもそも自分が気にかける必要などないと思っていたのだ。

今、自分の息子の寝室に立っているというのに、静代は圧倒されるほどの疎外感を覚えていた。

それに比べ、絃葉はあまりにも自然にこの場に馴染んでいた。

まるでずっと前からこの寝室の一部であり、真の主であるかのように。

静代が冷たく尋ねた。

「あなたたち、いつから一緒に暮らしているの?」

絃葉は穏やかな顔で彼女を見た。

「静代さん、その質問を私にするのは、少しおかしいと思いませんか?」

静代は眉をひそめた。

「何が?
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