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□④

Author: 水沼早紀
last update publish date: 2026-01-14 01:11:16

「……KENGO」

この世界では最強の男。ボスに勝てる人なんてきっといない。

ボスの強さを知っているからこそ、私は強くなりたい。 今よりももっともっと、強くなりたい。

そしてボスに認められたい。 私はただそれだけを生き甲斐にしている。

誰にも邪魔はさせない。私の復讐を終えるまでは、絶対にーーー。

✱ ✱ ✱

「南川先生、おはようございます」

「おはようございます、中野先生」

私の表の職業は、高校の教師だ。担当教科は現代文だ。

「今日は少し寒くなりそうですね」

「そうですね」

天気予報ではにわか雨が降るかもとのことであったが、いまいち優れない天気に偏頭痛がやってきそうなくらいだ。

ただでさえ夏が終わりを迎えて涼しくなってきたと思いきや、すっかり秋模様になってきたし。

「そろそろジャケット出さないとですかね」

「そうですね。コートも出しておいた方がいいかもですね」

なんて他愛もない話をしていると、自分の裏の顔は知られたくないと感じる。

むしろ知られる訳にはいかない。バレたらきっと、私は学校を辞めなければならなくなる。……それだけは、絶対に困る。

両親が死んだことは伝えているが、まさか両親の復讐のために殺し屋をやっているだなんて、そんなことが知られたら大変なことになるのは目に見えている。

「南川先生、今度の日曜日合コンがあるんですけど先生も良かったら来ませんか?」

「え、日曜日……ですか?」

日曜日は確か……ボスから次の司令が来る日だ。

「すみません、日曜日はちょっと……用事が」

「え、そうなんですか?」

「はい。……日曜日は、両親の命日なんです」

言い訳をするつもりはなかったが、本当のことを言える訳もないのでそうウソを付いた。

「あ、そうなんですか……。じゃあ仕方ないですね」

「本当にすみません。せっかく誘っていただいたのに」

日曜日はボスから次の抹殺相手を知らされる日だ。どうしても抜ける訳にはいかない。

次のターゲットは、一体誰なのか……。

「いえ、また誘ってもいいですか?」

「もちろんです」

教師という建前、誘いを断るのは心が病むところがあるけど、これも本職のため。仕方ない。

「今度は絶対に来てくださいね?南川先生」

「もちろん。行かせていただきます」

と笑顔で返してはみるものの、合コンなんてものは所詮男が欲しい女の集まりにしか過ぎない。

私はそんな女なんかじゃない。 私の目的はただ一つ、男を抹殺することだけ。

依頼があれば、どこへでも駆けつけると決めている。

例え火の中でも水の中でも、嵐だろうが何だろうがどこへでも駆けつけるのが、殺し屋の仕事だ。

私は絶対に男には媚びない。そしてターゲットなら誰であろうと抹殺する。

それがボスの依頼なら、誰であろうとね。

「絶対に南川先生なら、イイ男寄ってきそうですよね」

「え?そんなことないですよ!」

と言いつつも、内心はイイ男ほど殺し甲斐があると思ってしまう。

イイ男が藻掻いて嘆いていく姿を見るだけで、私はやり甲斐を感じれるのだ。

「絶対そんなことある!南川先生かわいいもん」

「いやいや!そんなことないですよ」

男なんて皆、信用出来ない。男はすぐに女を裏切る。

男なんてクズな生き物。 でも唯一信じられるのは、ボスだけ。ボスだけは、誰に何を言われても信じられる。

ボスは私の味方、そして私の命の恩人。ボスがいれば、私は他に何もいらない。

ボスに抱かれることで幸福感を感じる。私はボスさえいれば、もう何もいらないの。

「南川先生のために、とっておきのイケメン用意しておきますから」

イケメンなんて所詮は顔だけよ。そんなもの、何も信用出来ない。

「あら、もうこんな時間」

「ホームルーム始めないとですね」

足早に去っていく先生たちをちらっと見ながら、私はため息をこぼす。

そんなもののどこが楽しいのだろう。私は愛なんて知らないし、そんなものはいらない主義だ。

殺し屋に愛なんてものは必要ないし、変な感情でいざこざが起きるのも面倒だ。 そんなものにすがるくらいなら、男なんて作らない方がマシなんだ。

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  • 殺し屋は愛に復讐を誓う。   ■㊾

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  • 殺し屋は愛に復讐を誓う。   ■㊸

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  • 殺し屋は愛に復讐を誓う。   ■㊶

    「濡れてるね、朱里」「ダメッ……恥ずかしい……」「恥ずかしくないよ。……可愛い」真樹に可愛いと言われて、私の身体は正直に喜んでしまっている。「あんっ……っ、んあっ」ブラジャーのホックもあっという間に外された私は、その胸に触れる真樹の手によって、段々と身体が痺れていく感覚になる。 「ダメッ……そこ、気持ちいいっ」あっという間に真樹に手にイカされ、私の身体の中が疼いていく。早く真樹が欲しいと、私の身体が訴えているみたいに感じた。「朱里がイく姿、可愛いね」「やだ、恥ずかしい……」「恥ずかしがらなくていいよ。僕にもっと、聞かせて……朱里の喜んでる声」 真樹に触れられた箇所

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