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Author: 酔夫人
last update publish date: 2025-12-22 11:00:15
うちの社員と変わらないスーツ姿だけれど、けんのある雰囲気の男たちが副社長室に入ってきた。

一番先頭の男は祖母さんの前に立ち戸田と名乗った。

「早急な対応をありがとうございます」

「西山参事官から誘拐事件と伺っています」

……西山?

その名前に、嫌な予感が胸をかすめた。

俺は祖母さんを見た。

祖母さんが観念したように一度俯いたあと、顔をあげた。

「三奈子さんがご実家を通して警察に連絡してくれたの」

「どうして……」

「陽菜さんが攫われたときに三奈子さんも一緒にいたからよ」

三奈子さんと陽菜が……会った。

それは、つまり……。

「陽菜に、全部話したのか?」

陽菜に……知られた?

「……ごめんなさい。でも、全てを知った上で陽菜さんに判断してもらいたかったの。私たちの都合で陽菜さんを振り回してしまった。それは蒼も分かるでしょう? これ以上、陽菜さんを振り回したくない。あとで事情を知ったらと思ったら……でも、勝手にごめんなさい」

祖母さんは、何を話したのかまでは言わない。

だから、きっと、多分、全部。

俺に、母と何があったのか……あれを、陽菜に……知られた。

知られてしまった。

「ご
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