監視カメラさんはまた来た
寮には監視カメラさんがいた。
私がちょっとでも勉強し始めると、彼女はすぐに焦り始める。
私が荷物を開けると、「何を買ったの?」と聞かれ、外出すると、「どこに行くの?」と質問される。
さらには、寝返りしても、ベッドのカーテンをめくって、「こっそり勉強でもするつもり?」と聞いてくる。
私はもう精神的に限界だったが、役立たずの担任の先生は「大げさに騒ぎすぎだ」と言った。
その後、私は大学院入試に失敗し、彼女は海外で学歴を積んで帰国し、一気に私の上司になった。
彼女は人と会うたびに「私は超努力家」と言い、数え切れないほどの仕事を私に押し付けた。最終的には過労で死んでしまった。
目を開けると、監視カメラさんが私のベッドに登っていた。
私はページをめくる音を録音し、ベッドの横にライトをつけて、夜通しそれを流し続けた。
焦っているか、じゃあもっと焦ってくれ!