夫に幼なじみの足を洗えと言われた
旨辛チキン最高逆転ドロドロ展開愛人ひいき/自己中婚姻生活不倫妻を取り戻す修羅場
結婚30周年の記念日。
私は久しぶりにショッピングモールへ行き、白いワンピースを買った。
若い頃、白が大好きだった。
だが、子どもを産んでからというもの、夫の百瀬謹也(ももせ きんや)が白いワンピースを着ることを許してくれなかった。
彼は妊娠でたるんだ私のお腹を嫌がり、「黒なら着痩せするから」と言って、黒い服ばかり着るように強要してきた。
その後、謹也の幼馴染である篠崎眉子(しのざき まゆこ)が離婚し、我が家に転がり込んできた。
それ以来、七人分の食事、洗濯、掃除などを一手に引き受けるだけでなく、眉子の身の回りの世話までさせられるハメになった。
彼女は「洗濯機だと生地が傷むから」と言い張り、自分の服を手洗いするよう命じてきた。
「外で買った朝食は不健康だ」とケチをつけ、毎朝四時に起きて、手の込んだ五品の朝食を作るよう押し付けてきた。
息子の百瀬凜(ももせ りん)も、私の崩れた体型のせいで友人の前で肩身が狭いと、しょっちゅう私を責め立てた。
こうして私は文句一つ言わず、まるで馬車馬のように働き続けた。
気がつけば、三十年が過ぎていた。
夫が私に「眉子の足を洗え」と言い放った今日までは。
丹念にケアされた眉子の顔を見た瞬間、私はもう、これ以上我慢する必要なんてないと思った。
「離婚しましょう」
謹也は驚いて立ち上がった。
「離婚だって?たかが足を洗うくらいで、そうする必要がある?」
「ええ、あるよ」
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