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両片思い23

Author: 相沢蒼依
last update publish date: 2025-12-03 05:58:21

「俺も石川さんと同じ、ヤっちゃう側の男だから分かるんだよなぁ『こんなところでシたくない』とか何とか鉄平に言われたら、余計に燃えて手を出したくなるのは必然なんだよ」

「そんなことで燃えるな、馬鹿」

呆れた感じで気持ちを言葉にした白鷺課長に、社長の息子は肩を竦めながら首を横に振る。

「つまりあのとき俺が抵抗していたら、もっと酷いことをされているであろう恋人の姿を、鉄平が目撃することになるんだって。無傷で済んでよかった」

柔らかく微笑んで、ねぎらうように俺の肩を叩く社長の息子に向かって、重たい口を開く。

「……自首すればいいのか?」

「自首も何も俺は無傷だったんだし、別に行く必要ないと思うけど」

あっけらかんとした声で答えられたせいで、二の句が継げられない。

「待てよ。俺としてはこのまま、石川を見過ごすのは危険だと思う。二度としないようなペナルティを、コイツに与えたほうがいい」

白鷺課長の告げた『ペナルティ』という重い言葉が、心の中でずしんと足枷になった。

「わる…悪かった。こんなことはもう二度としない。信じてくれ!!」

今更感が拭えなかったが、しっかりと頭を下げて謝罪の言葉を告
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