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第22話

Penulis: 藤永ゆいか
last update Tanggal publikasi: 2026-01-06 19:00:00

12月24日。クリスマスイブ。

昨夜、氷室様から『明日、10時にリビングへ。私服で構わない』とメッセージが届いて以来、不安と期待が交錯し、私はほとんど眠れなかった。

朝10時、私はリビングで氷室様を待っていた。

紺色のワンピースに、ベージュのコートを羽織っている。控えめにメイクし、髪は後ろで一つにまとめた。

鏡で何度も確認したが、そのたびに心臓が激しく鳴った。どこに行くのか、何の用事なのか。そして――なぜ、私なんだろう。

廊下から足音が聞こえ、息を呑む。

氷室様が、リビングに現れた。黒いロングコートに、首元をすっきりと見せるダークグレーのタートルネック。

いつもの隙のないスーツ姿とは違う、大人の余裕を感じさせるラフな装い。……心臓に悪いほど、格好いい。

「おはようございます」

私は、慌てて立ち上がった。

「ああ、おはよう」

氷室様は私を一瞥した。その視線に、私の顔はカーッと熱くなる。

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