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5.社長との運命的な出会い⑤

ผู้เขียน: Aica
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-08-03 20:38:35

「でもせっかくあーやって社長と話す機会があったのに、あんな感じだと、依那のその純粋な想い社長に伝わらないのもったいない気がするけどな~」

「そうだね。あの言葉も勘違いされたかもな~」

「あの言葉って?」

「まともに接するの無理って……」

「あぁ~。確かに」

「あれはさ。社長みたいな人と話すことなんて自分の中で想像出来なかったし、実際今まで全然関わらなかったから、憧れの存在で普通に接するなんて恐れ多くて無理って意味だったんだけど……」

「いや、絶対あの流れじゃ、それ伝わってないよね(笑)」

「だよね~! あ~絶対嫌な印象しかなかったよね~」

改めて言葉にすると冷静になって、ようやくその時のことを思い出してきて後悔してしまう。

「依那が悪魔とか言うからじゃん(笑)」

「いや、あたしん中で天使と悪魔って最上級のランクの崇める例えっていうかさ」

「それ絶対依那しかわかんないやつだから(笑)」

「あたしん中では、ルイルイが可愛くて癒しで天使の存在だとしたら、社長は厳しくてストイックだけど、でも尊敬出来て刺激もらえる存在のそういう悪魔というか……」

「いや、だからわかんないから(笑)」

「あ~絶対勘違いされてるだろうな~!」

「ちゃんとあの時、尊敬してますとか憧れてますとか言えば、そんな勘違いもされなかっただろうに」

「うん。でも、あんな流れでそれ言っちゃうとさ。なんかとってつけて言ったみたいな感じというか。言い訳がましくその場しのぎで適当にそんな感じで言ってんだろうなって思われるかなって」

「あぁ~。まぁそれはなくもないかもだけど」

「でもあたしはそういう簡単な気持ちで伝えたい訳じゃないし。ホントに社長の仕事尊敬してて、社長の外見やスペック狙いで憧れてるとかそういうのじゃないから、余計伝えられないっていうか」

「まぁね~。だからってタイプじゃないいとか言わなくても(笑)」

「いや、だって、社長ってそういうのかなり愛想尽かしてるって聞いたよ?」

「あぁ~そうみたいだね。結局はそれ目当てで寄ってくる女性が多いから本命の彼女も作れないって話だよね。実際そういう女性しか寄ってこないってことなのかね」

「そうだとなんか悲しいよね。社長のちゃんとした部分見てないってことでしょ?」

ただの噂でしか知らないことだけど、あたしにとってそれほどの憧れの存在なのに、そういうところを見る人はいないのだと少し悲しくなった。

だからあの時あたしはそういう風に見てる訳じゃないのだと無意識に伝えたかったのかもしれない。

「なら、依那ならそういうのちゃんとわかってるからいいんじゃない?」

「え!? 無理無理無理。あたしは社長に対してそういうんじゃないし」

「実際、依那可愛い人がタイプとは言ってるけどさ。実際、社長といい感じになったらその気になるんじゃない? 社長カッコいいとは思うんでしょ?」

「いや、そりゃまあ、カッコいいとは思うけど……。でも逆に恐れ多い人だから、そうやって考えられないというかさ。あたし恋愛すること自体、なんか不器用で向いてないっぽいし、元々ハードル高い人いかなくても……ね」

「だからルイルイ?」

「うん。ルイルイならそういうの全部取っ払って推しとして癒されるし楽しめるし、そういう気持ちも味わうことは出来るしさ」

「そっか~。でもその感じだと、社長、ないこともないってことだよね」

「ん? なんでそうなった??」

「あたしはなんか二人で話してて、なんか二人の雰囲気いいな~って思ったけど」

「え? あれが? なんで?  そもそもそういうのマジで社長となんてありえないし、相手にもされないから!」

そんな恐れ多いこと、恋愛初心者のあたしが考えるだけで失礼ってなもんだよ!

そんな対象に見ちゃうってことだけで、申し訳なくなる。

「へ~。そっか~。まぁ人生何が起こるかわかんないからね~」

そう言ってなぜだか桜子はニヤニヤして意味ありげに言う。

絶対そんな社長と何かあるはずないって、そう思ってたのに。

まさかこれから先自分にとってホントに予想もしないような現実が訪れるなんて……。

この時のあたしはまだ知る由もなかった――。

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