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アムールトへ!

last update Tanggal publikasi: 2026-02-17 12:06:29

 そして、三日目。ようやく王都アムールトが見えてきた。

「ようやく見えましたね」

 ゴーダの言葉に馬車から身を乗り出してマルクエンは外を見る。

「おぉ……」

 城壁で囲まれた街からは、所々高い建物が見える。ライオ以上に大きな街にマルクエンは思わず圧倒されて言葉が出なかった。

 段々と王都へ近付くと、人通りも多くなってくる。

 門の前では人々が身分証の提示を求められたり、荷物の検査等を受けていた。

 しばらく待っていると、マルクエン達の番が来る。全員荷台から降り、マスカルが身分証を提示しながら言った。

「お疲れ様です」

 衛兵は差し出された紙を見て目を丸くする。

「ゆ、勇者マスカル殿!? はっ、お努めお疲れ様です!!」

 勇者マスカルの名を聞いて周りも少しざわめく。人々の注目も余所よそに、マスカル達は王都の中へと消えていった。

 大きな建物が立ち並ぶが、その奥に一際立派な物がある。あれが城だろう。

「それでは、しばらくは街で泊まり、王との謁見の許可が降りたらお会いして頂きます」

「わかりました」

 馬車を預け、マスカルの後を付いていくと、立派なホテルへ着いた。

「こんな立派な場所
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    「隣に居るのは……」 二人が近付くと、顔がチラリと見える。「あっ、ミヌ」 ラミッタがそこまで言いかけた瞬間に沈黙の魔法で声が出せなくなる。「どうしたラミッタ!?」「おやおや、奇遇ですね」 こちらへ向かってくるヴィシソワ。ラミッタは無言のまま何かを叫んでいる。「そちらは……」「えぇ、こちらはミーサ。私の恋人です」 鈍いマルクエンも、お姫様のミヌエットがお忍びで外に出ていることを察した。「あ、あぁ、そうでしたね」「お二人もデートですか?」 ヴィシソワが言うと、今度は顔を真っ赤にして怒るラミッタ。「それでは、私達はこれで。お二人も楽しんで下さい」 ミヌエットがそう言って一礼し、人混みに消えると、ラミッタの声が戻った。「ったく、何すんのよアイツ……」「ははは、お二人も楽しみたいんだろう」 マルクエンは苦笑し、賑やかな街並みを見る。「……。まぁいいわ。私達も何か食べましょう」「そうだな」 屋台や菓子類の歩き売りがそこら中を埋め尽くしていた。「なんかこう、脂っこいものが食べたい気分だな」「あら、奇遇ね。私もだわ」 そうと決まればと二人は何か店を探す。 ふと、スパイスのいい匂いが漂ってきて、二人はそちらを見る。「お、からあげか」「良いんじゃないからあげ」 二人は釣られるがままにからあげを買い、歩きながら食べ始めた。 熱々のそれを噛みしめると、肉汁が溢れ、旨味が口いっぱいに広がる。「どうしてこう、屋台のからあげは、より美味しく感じるんだろうな」「それは同意ね」 マルクエンはこちらの世界に来て、からあげというものを知ったが、酒場でもよく頼むほど好物になっていた。「あ、ビール売ってるわね」 喉が渇いたラミッタは、常温で売られている物よりも、キンキンに冷えたビールを選び、マルクエンはオレンジジュースを買う。「はい、乾杯よ宿敵」「あぁ!」 ラミッタはビールを一気に流し込んだ。苦みと炭酸のキレが染み渡る。「はー!! やっぱ良いわねー」 からあげをつまみにしながら飲んでいたが、そろそろ無くなりそうだ。二人は別の目ぼしいものを探すことにした。 ぷらぷら歩いていると、香ばしい匂いがし、何だとマルクエンは見てみる。「何だアレは?」 見つめる先では網の上で何か丸いものを炙っていた。「あぁ、焼きおにぎりね」「ヤキオニ

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