日々が良い日になりますように
曽根崎ナゴリ切ない恋高嶺の花妻を取り戻す修羅場逆転家族もの
年越しの夜、私は花火を買って家で有島潤一を待っていた。
しかし、来たのは地震だけだった。
廃墟の中に閉じ込められ、彼の無事を祈っている時、潤一は帰国したばかりの元カノのために、盛大に花火を打ち上げた。
町中の人が二人の永遠の幸せを願っていた。
一方、私は耳が聞こえなくなり、回復の見込みはない。
婚約を解消し、去ろうと決意した時、潤一は赤い目で私の前に立ちはだかった。
私は何も聞こえない。ただ一言、祈り言葉だけ言った。
「君の日々が良い日になりますように」