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いざ、ライオへ!

last update Date de publication: 2026-01-30 12:25:38

 翌日の朝、勇者マスカルとマルクエン、ラミッタは街中の人達に見送られながら馬車に乗った。

「このまま街道を往き、ライオに寄り、王都アムールトを目指します」

「やっと、ライオの街を拝むことが出来そうです」

 マルクエンが笑いながら話す。

「何故、ライオの街を経由するのですか?」

 ラミッタは流石に勇者相手には敬語だ。

「アムールトまではライオから3日掛かります。物資の補充と、休息のためですね。先程の街は駐在の軍隊も、冒険者も多かったので滞在しましたが」

 そこまでマスカルが言うと、魔道士アレラが補足する。

「我々を狙う魔人に襲われた場合、宿場町を危険に巻き込む可能性があるので、箱を壊す時以外は、極力野営をしています」

「なるほど、勇者様も苦労が絶えませんね」

 少し勇者を見直したラミッタ。

「ライオで一泊し、物資を整え、そのままアムールトを目指します」

 続けてアレラが言うので、マルクエンは頷く。

「確かに、大きな街ならば安心ですね」

 5人は馬車に揺られた。勇者パーティの剣士ゴーダは寡黙な男で、雑談にも乗ってこないまま、馬車を運転する。

 ラミッタも目を閉じて荷台にもたれかかっていた
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