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104話

last update Date de publication: 2026-07-08 19:41:23
「泊まっていったらいいのにー!」

玄関口で靴を履くかすみに、咲希が唇を尖らせる。

かすみは見送りに来てくれた御子柴家の皆に微笑むと、

「いえ、せっかくの家族水入らずなのですから、これ以上お邪魔はできません。」

「邪魔だなんて!」と、御子柴家の全員が口々に否定したことにかすみは、ふふっと笑うと、

「美味しいごちそうに、皆さんとの楽しい会話にも加えていただいて、今日は本当に楽しかったです。どうもありがとうございました。」

そうお礼を述べるかすみに、それぞれが声を掛ける。

「かすみちゃん(この数時間で打ち解けた巴はさん付けからちゃん付けにしれっと替えていた)、社交辞令じゃなくいつでも家に遊びに来てね!あと、困った時はすぐに頼ってね?」

そう言って、巴はかすみの手を握る。

かすみは御子柴家の皆の対応に心が温かくなると、

「ありがとうございます。ぜひ、またお邪魔させてください。」

その後、かすみはもう一度頭を下げてから、「では。」と言って去ろうとしたところで、

「俺が家まで送ってくよ。

私がお家まで送ってくね!」

弥一と咲希が同時に申し出た
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