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区切り

ผู้เขียน: 影畑凛星
last update วันที่เผยแพร่: 2026-06-20 07:14:26

 事務所を出ると、ひんやりとした風が頬を撫でた。

 佳苗は思わず大きく息を吐く。

 自分でも気づかないうちに力が入っていたらしい。

「お疲れさまでした」

 三浦が穏やかな声で言った。

 佳苗は我に返ったように頭を下げる。

「こちらこそ、ありがとうございます」

「まだ手続きは残っていますが、大きな山は越えましたよ」

 三浦はそう言って微笑んだ。

 その言葉に、佳苗は少しだけ肩の力を抜く。

 大きな山。

 確かにそうかもしれない。

 悟と顔を合わせること。

 自分の意思を伝えること。

 そして、戻らないと告げること。

 ずっと怖かったはずなのに、不思議なほど穏やかな気持ちだった。

 三浦と別れたあと、佳苗と雄吾は駅へ向かって歩き出した。

 しばらくの間、どちらも何も言わない。

 車の音だけが遠くから聞こえてくる。

 やがて

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