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自分のために

ผู้เขียน: 影畑凛星
last update วันที่เผยแพร่: 2026-06-11 10:31:36

 カフェからの帰り道。

 佳苗は少し遠回りをしていた。

 夕方の風が心地良い。

 以前なら。

 早く帰らなければと思っていた。

 悟を待たせてはいけない。

 夕食の準備をしなければならない。

 そんなことばかり考えていた。

 でも今は違う。

 誰かに許可を取る必要もない。

 急いで帰る理由もない。

 佳苗はゆっくり歩いた。

 その時。

 駅前の掲示板が目に入る。

 資格講座。

 パート募集。

 事務スタッフ募集。

 様々な求人が並んでいる。

 佳苗は足を止めた。

 少し前なら。

 見ないようにしていたかもしれない。

 どうせ無理だと。

 ブランクが長すぎると。

 そう思っていたから。

 だが。

 今は違った。

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